札幌市西区で肩こりにお悩みの方へ。

前回は、肩こりの種類と原因について解説しました。
肩こりには「本態性肩こり」と「症候性肩こり」があり、それぞれ原因や体の中で起きている状態が異なることをお伝えしました。

では実際に、「どのように治療していけばいいのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

肩こりは原因に合った適切な治療を行うことで、改善が期待できる症状です。
しかし、やみくもにマッサージを受けるだけでは、その場しのぎになってしまうケースも少なくありません。

本記事では、肩こりに対する具体的な治療方法について、整体・鍼灸・物理療法の観点から分かりやすく解説していきます。

肩こり治療について

当院では、肩こりの原因に合わせて複数の施術を組み合わせて行います。
それぞれの施術には明確な目的があり、状態に応じて使い分けています。


手技療法(筋肉へのアプローチ)

手技療法は、硬くなった筋肉を直接ほぐし、血流を改善する施術です。

肩こりの多くは、筋肉の緊張によって血流が悪くなり、老廃物が溜まることで起こります。
手技によって筋肉の柔軟性を取り戻すことで、痛みや重だるさの軽減を図ります。

目的
・筋肉の緊張緩和
・血流改善
・痛みの軽減


ハイボルト治療(神経・炎症へのアプローチ)

ハイボルト治療は、高電圧の電気刺激を用いて神経や炎症にアプローチする施術です。

痛みの原因が神経の興奮や炎症にある場合、筋肉をほぐすだけでは改善しにくいケースがあります。
ハイボルトは深部まで刺激が届くため、痛みの原因に直接働きかけることができます。

目的
・神経の興奮抑制
・炎症の軽減
・即時的な痛みの緩和


鍼灸治療(深部筋・自律神経へのアプローチ)

鍼灸は、手技では届きにくい深い筋肉や、自律神経のバランスに働きかける施術です。

慢性的な肩こりやストレスが関係している場合、筋肉の表面だけでなく、深部の緊張や神経の乱れを整える必要があります。
鍼灸により血流促進と神経調整を行い、根本的な改善を目指します。

目的
・深部筋の緊張緩和
・血流改善
・自律神経の調整


矯正治療(姿勢・骨格へのアプローチ)

矯正治療は、姿勢や骨格のバランスを整える施術です。

猫背や巻き肩などの不良姿勢があると、肩周りの筋肉に常に負担がかかり、肩こりを繰り返しやすくなります。
骨格のバランスを整えることで、筋肉にかかる負担を減らし、再発しにくい状態をつくります。

目的
・姿勢改善
・骨格バランスの調整
・再発予防


EMS(インナーマッスル強化)

EMSは、電気刺激によってインナーマッスルを鍛える施術です。

姿勢を支える筋力が低下していると、矯正しても元の状態に戻りやすくなります。
インナーマッスルを強化することで、正しい姿勢を維持しやすくなり、肩こりの再発予防につながります。

目的
・インナーマッスル強化
・姿勢維持力の向上
・再発予防


症状に合わせた使い分けが重要です

例えば、

・筋肉の緊張が強い → 手技療法・鍼灸
・痛みやしびれが強い → ハイボルト治療
・姿勢の崩れが原因 → 矯正治療・EMS

といったように、状態によって最適な施術は異なります。

また、症候性肩こりが疑われる場合には無理に施術を行わず、医療機関への受診をおすすめしています。

肩こりの本当の原因は「3つのバランス」にあります

肩こりは単純に「筋肉が硬いから起こる」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。

当院では、痛みの原因は主に
「筋力」「柔軟性」「姿勢」この3つのバランスによって成り立っていると考えています。

例えば、

・筋力が低下している → 正しい姿勢を支えられない
・柔軟性が低下している → 筋肉が硬くなり動きが悪くなる
・姿勢が崩れている → 一部の筋肉に負担が集中する

このように、どれか1つでもバランスが崩れることで、肩周りに負担がかかり、結果として痛みやコリが出現します。

そのため、筋肉をほぐすだけでは一時的な改善にとどまりやすく、
筋力・柔軟性・姿勢のすべてにアプローチすることが根本改善には重要です。

当院では、この3つのバランスを評価したうえで施術を行い、再発しにくい身体づくりを目指しています。

肩こりの改善までの期間と通院頻度について

肩こりは1回の施術で楽になることはあっても、根本的な改善にはある程度の期間が必要です。

一般的に、人の細胞は約90日(約3ヶ月)で生まれ変わると言われています。
そのため、身体の状態をしっかりと改善していくためには、3ヶ月をひとつの目安として考えることが重要です。

特に肩こりは、これまでの生活習慣や姿勢のクセが積み重なって起きていることが多いため、短期間で完全に改善するのは難しいケースがほとんどです。


なぜ通院頻度が重要なのか

施術によって筋肉や関節の状態が整っても、日常生活の影響で元に戻ってしまう「戻り」が起こります。

この戻りを防ぎ、良い状態を定着させるためには、継続的な施術が必要です。

当院では、症状の改善を目指す段階では
週に2回の通院を3ヶ月間を目安としておすすめしています。

一定の間隔で身体に良い刺激を入れていくことで、徐々に正しい状態が定着していきます。


肩こりの日常生活で気をつけるポイント

施術の効果を高めるためには、日常生活の過ごし方も非常に重要です。

・長時間同じ姿勢を続けない
・スマホやパソコンの姿勢に注意する
・軽いストレッチや運動を取り入れる
・身体を冷やさないようにする

これらを意識するだけでも、肩こりの改善スピードは大きく変わります。


まとめ

肩こりを根本から改善するためには、
「適切な治療」と「継続的なケア」の両方が必要です。

短期間での変化だけでなく、
再発しにくい身体をつくることが大切です。

当院では、一人ひとりの状態に合わせた通院プランをご提案しておりますので、無理なく改善を目指していくことが可能です。