2024年8月25日(日)に北海道鍼灸専門学校にて、経絡(けいらく)治療学会北海道部会の学術講演会が行われました。

テーマは「運動器疾患の経絡治療」で、講師は親子スキンタッチ教室でも大変有名な大上(おおうえ)勝行先生です。

 

経絡治療とは?

経絡治療は「経絡」を診断治療の場として掲げています(経は「縦」を意味し、絡は「まとう」という意味があります)。経絡は全身を循行し、五臓六腑と繋がり、生命活動の根幹をなしています。経絡をめぐるものは気血であり、気血の活動を体表に反映するものとして経穴が考えられています。

伝統医学では気を病むことから様々な症状を現すものとされていますが、現在も各病変を「病気」と呼ぶのはここに由来します。人体は様々な要因によって気血の虚実(過不足)を引き起こします。この病的状態は経絡の働きに影響します。

鍼灸医学的診断法(「四診」と呼び、望診・聞診・問診・切診の4つがあります)から導き出された情報を陰陽論・五行説などの伝統的概念を用い法則的に判断し、病体全体をとらえます(証を立てます)。経絡治療はこの法則に従って治療を行うことが特徴です(隋証[ずいしょう]療法と呼びます)。

 

経絡治療にご興味のある方は、是非ご相談ください!