手のしびれ・ピリピリ感を感じたとき、
「そのうち良くなるだろう」と様子を見ていませんか?
実は、手のしびれを伴う状態にはさまざまな原因があります。
それは、
・頚椎症
首の変化により神経が刺激され、腕から手にかけてしびれが出る状態。首の動きで症状が変わるのが特徴です。
・胸郭出口症候群
首から腕へ向かう神経や血管が鎖骨周囲で圧迫され、腕のだるさや手のしびれを引き起こします。腕を上げる動作で悪化しやすい傾向があります。
・肘部管症候群
肘の内側で神経が圧迫され、小指や薬指にしびれが出やすいのが特徴です。
・手根管症候群
手首で神経が圧迫され、親指から薬指にかけてしびれや感覚の鈍さが現れます。
このように、「どの指がしびれるのか」「どの姿勢で悪化するのか」によって原因は大きく異なります。
そして近年、特に増えているのが 手根管症候群 です。
パソコンやスマートフォンの使用時間が増え、手首への負担が蓄積していることが背景にあります。
今日は、この「手根管症候群」について詳しく解説していきます。
手のしびれを年齢や疲れのせいにせず、まずは正しく知ることが改善への第一歩です。
手根管症候群とは
手根管症候群とは、手首の掌側にある「手根管」というトンネル状の空間で正中神経が圧迫されることで起こる神経障害です。
手根管の中には、正中神経と9本の屈筋腱が通っています。この限られた空間で腱や滑膜が腫れたり、内圧が上昇したりすると、神経が慢性的に圧迫され、しびれや痛みが生じます。
①病態(どのように起こるのか)
・手の使い過ぎなどで腱や滑膜が炎症・肥厚
・手根管内の圧力が上昇
・正中神経の血流低下
・神経の伝導障害が起こる
初期は「一時的な神経の血流障害」ですが、長期化すると神経そのものの機能低下や筋萎縮へ進行することがあります。
②疫学(どのくらい多いか)
手根管症候群は、末梢神経障害の中でも最も頻度が高い疾患の一つとされています。
一般人口の数%にみられるとされ、整形外科領域では非常に一般的な疾患です。
近年はパソコン作業やスマートフォン使用の増加により、若年層でも増加傾向にあります。
③性差
女性に多く、男性の約2〜3倍とされています。
特に40〜60代の女性に多くみられます。
理由としては、
・手根管が比較的狭い
・ホルモン変化の影響
・更年期や妊娠・出産期にむくみが起こりやすい
といった要因が関与していると考えられています。
④原因・リスク要因
・長時間のパソコン作業
・スマホの酷使
・手をよく使う職業(調理、美容、介護など)
・妊娠・出産
・更年期
・糖尿病
・甲状腺機能異常
・手首の外傷
「使い過ぎ」だけでなく、内科的疾患が背景にあるケースもあります。
手根管症候群の主な症状
・親指〜薬指のしびれ(小指はしびれにくい)
・指先の感覚が鈍い
・朝方の強いしびれ
・夜間にしびれで目が覚める
・手を振ると楽になる
・細かい作業がしづらい
・握力低下
進行すると、親指の付け根(母指球筋)がやせてきます。ここまで進むと回復に時間がかかるため、早期対応が重要です。
・手根管症候群の特徴的なポイント
・小指は症状が出にくい
・手首を曲げた姿勢で悪化しやすい
・初期は「朝だけしびれる」ことが多い
このような特徴が、他の疾患との鑑別のヒントになります。
手根管症候群は、早期であれば保存療法で十分改善が期待できる疾患です。
しかし、慢性化すると神経の回復に時間がかかるため、「少しおかしいな」と感じた段階での対応が大切です。
・手根管症候群セルフチェック
次の項目に当てはまるものはありますか?
・親指〜薬指にしびれがある(小指はしびれていない)
・朝起きたときに手がこわばる
・夜中にしびれで目が覚める
・手を振ると少し楽になる
・細かい作業(ボタン・箸・スマホ操作)がやりづらい
・物をよく落とすようになった
・手首を曲げた状態でしびれが強くなる
2つ以上当てはまる場合、手根管症候群 の可能性があります。
・手根管症候群の簡単セルフテスト(30秒チェック)
手首を曲げるテスト
両手の甲を合わせ、手首を90度曲げた状態で30秒キープしてください。
この姿勢で親指〜薬指にしびれや痛みが強くなる場合、手根管部への負担が疑われます。
※無理のない範囲で行ってください。
「朝だけだから大丈夫」
「そのうち治るだろう」
と放置していると、慢性化し回復まで時間がかかることがあります。
早期であれば改善しやすい症状です。気になる場合は早めの対応をおすすめします。
このような経験はありませんか?
「病院で相談したけれど、湿布やお薬だけだった」
「様子を見ましょうと言われた」
「手術までは必要ないと言われたけれど、しびれは続いている」
もちろん、医療機関での診断はとても大切です。
レントゲンや検査によって重大な疾患を除外することは、安心につながります。
一方で、手根管症候群 は、初期〜中等度であれば保存療法が中心になることが多く、「経過観察」になるケースも少なくありません。
そこで大切になるのが、
「今ある負担をどう減らしていくか」という視点です。
手根管症候群に対して当院でできるアプローチ
整骨院では、手首だけでなく
・前腕の筋緊張
・手の使い方のクセ
・肩や首のバランス
・姿勢の問題
といった、神経に負担をかけている要因を細かく評価します。
薬で炎症を抑えることも大切ですが、
「なぜ負担がかかっているのか」を整えていくことも重要です。
当院では
手根管症候群 に対して、原因を多角的に評価しながら段階的にアプローチします。
当院の施術は、国家資格(柔道整復師・鍼灸師)を有する施術者が担当しています。
身体の構造や神経の走行を理解した上で、安全性に配慮しながら施術を行います。
手技療法
目的:圧迫の原因となる筋緊張の緩和
手首だけでなく、前腕の屈筋群や手のひら周囲の硬さを丁寧に調整します。
神経を直接刺激するのではなく、周囲組織の柔軟性を高めることで手根管内のストレスを軽減します。
さらに、肩や首のバランスも確認し、上肢全体の負担を減らします。
ハイボルト療法
目的:炎症部位の特定と神経の過敏性の抑制
特殊な電気刺激を用い、どこに負担が集中しているのかを評価します。
神経の興奮状態を落ち着かせ、しびれや痛みの軽減を目指します。
急性期や症状が強い場合にも有効なケースがあります。
鍼灸治療
目的:血流改善と神経回復の促進
神経周囲の循環を高め、慢性的なむくみや炎症を改善します。
慢性化しているしびれには、血流環境の改善が重要です。
身体本来の回復力を引き出しながら、再発しにくい状態を目指します。
単に症状を一時的に抑えるのではなく、
・なぜ圧迫が起きているのか
・どこに負担が集中しているのか
・どうすれば再発を防げるのか
ここまで考えた施術を行っています。
手のしびれが続いている場合は、あきらめずに一度ご相談ください。
手根管症候群の治療期間と改善の目安
手根管症候群 は、症状の強さや発症からの期間によって回復スピードが大きく変わります。
あくまで目安ですが、一般的な経過は次の通りです。
①効果を感じ始める回数の目安
・軽度(発症から間もない)
2〜3回でしびれの軽減を感じるケースがあります。
朝のこわばりや夜間症状が先に改善しやすい傾向があります。
・中等度(数ヶ月続いている)
5〜8回程度で変化を実感することが多いです。
しびれの頻度が減る、強さが弱くなるといった形で改善していきます。
・慢性化している場合
10回以上かけて段階的に改善を目指します。
特に握力低下や母指球の筋萎縮がある場合は、回復に時間が必要です。
② 治療期間の目安
・軽度:2〜4週間
・中等度:1〜2ヶ月
・慢性例:2〜3ヶ月以上
初期は週2回、その後は週1回へ移行し、安定すれば間隔を空けていく形が一般的です。
なぜ「約3ヶ月」が一つの目安なのか
身体の細胞は常に生まれ変わっています。
皮膚や筋肉、結合組織などはおよそ90日(約3ヶ月)周期で再構築されるといわれています。
神経そのものの回復はさらに時間がかかることもありますが、
・炎症が落ち着く
・腫れていた組織が整う
・血流環境が改善する
・使い方のクセが修正される
こうした変化が安定するまでには、一定期間の継続が重要です。
大切なのは「強さ」より「継続」
1回で劇的に治すというよりも、
・負担を減らす
・炎症を抑える
・神経の環境を整える
・再発しにくい状態をつくる
という段階的な積み重ねが改善への近道です。
早期であれば比較的スムーズに回復しますが、慢性化すると時間がかかる傾向があります。
しびれが続いている場合は、「もう少し様子を見る」よりも、早めに整えていくことをおすすめします。
手根管症候群に対して自宅でできるセルフケア
手根管症候群 は、日常の手の使い方が大きく関わります。
負担を減らすことが改善への近道です。
① 手首を休ませる時間をつくる
長時間のパソコンやスマホ操作は、手首を常に曲げた状態にしやすく、手根管内の圧力が高まります。
・1時間に1回は手を休める
・タイピング中に手首が反りすぎないようにする
・マウスの高さを調整する
小さな見直しが大きな差になります。
② 手首を強く曲げたまま寝ない
夜間や朝方にしびれが強くなるのは、寝ている間に手首が曲がっていることが原因の一つです。
・手首の下にタオルを軽く当てる
・手首を極端に曲げない
これだけでも朝のしびれが軽減することがあります。
③ 前腕のストレッチ
手のひらを前に向け、反対の手で指をゆっくり後ろに引きます。
前腕に伸び感を感じる程度で15〜20秒キープ。
反対側も同様に行います。
※しびれが強くなる場合は無理をしないでください。
④ 温める
慢性的なしびれには、血流改善が有効です。
・入浴でしっかり温める
・前腕を温める
冷えは神経症状を悪化させることがあります。
気をつけたほうがいいこと
・強いマッサージを手首に直接行う
・痛みを我慢して使い続ける
・長時間スマホを片手で持ち続ける
・重いものを指先だけで持つ
「少し違和感がある」段階で負担を減らすことが重要です。
大切なのは“使い方の見直し”
手根管症候群は、
使い過ぎ+回復不足
が重なることで起こります。
セルフケアで改善するケースもありますが、しびれが続く場合や握力低下がある場合は、早めの専門的な評価をおすすめします。
無理をせず、できることから整えていきましょう。
さきがけ鍼灸整骨院の通いやすさ
さきがけ鍼灸整骨院 では、症状の改善だけでなく「通いやすさ」も大切にしています。
■ 駐車場完備
お車での来院が可能です。
天候が悪い日やお仕事帰りでも安心してお越しいただけます。
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院内にキッズスペースを設けています。
小さなお子様がいても通いやすい環境を整えています。
■ お子様連れ可能
ベビーカーでの来院も可能です。
産後の不調や手のしびれなど、育児中の方も無理なく通院できます。
■ ペア予約可能
ご家族やご友人と一緒のご来院も可能です。
※在籍スタッフの人数や予約状況により同時対応できない場合もございます。
■ 個室あり
周囲を気にせず施術を受けられる個室をご用意しています。
デリケートなお悩みも安心してご相談いただけます。
■ ゆとりのある広い空間
圧迫感のない院内設計で、落ち着いて施術を受けていただけます。
身体のケアは「続けられること」が大切です。
安心して通える環境づくりを心がけています。
手のしびれは、周りからは見えにくい症状です。
だからこそ、「これくらい大丈夫」と我慢してしまう方も少なくありません。
私たちは、症状だけでなく、その不安や日常の困りごとにも寄り添いながらサポートしたいと考えています。
一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
あなたの力になれるよう、全力で向き合います。
ご予約方法
さきがけ鍼灸整骨院 では、複数のご予約方法をご用意しております。ご都合に合わせてお選びください。
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